LAN配下の端末が254台以上になったら その2

その1ででてきた

L3スイッチ

今回はその話です。

 

ネットワークの規模が大きくなってくるとでてくるのがスイッチという言葉。

スイッチングハブ

L2スイッチ

L3スイッチ

と、私の範囲ではこの3つがよくでてきます。

スイッチングハブとL2スイッチはほぼ一緒と言い換えてもいいと思います。

データの宛先のmacアドレスを見てデータの行き先を制御する。それがスイッチというものになるのですが、最近のL2スイッチは高度になってきてセキュリティ機能で端末の接続拒否や通信拒否等の制御が可能なものが多くなっています。

L2スイッチとL3スイッチの違いを理解しようとすると出てくるのが

OSI参照モデル

このOSI参照モデルというのがネットワーク機器をメーカー間問わず接続できるように考えられた規格(モデル)です。詳しくは OSI参照モデルをググってみてください。

 

OSI参照モデル
第7層(レイヤ7) アプリケーション層
第6層(レイヤ6) プレゼンテーション層
第5層(レイヤ5) セッション層
第4層(レイヤ4) トランスポート層
第3層(レイヤ3) ネットワーク層
第2層(レイヤ2) データリンク層
第1層(レイヤ1) 物理層

そのレイヤ2での制御なのかレイヤ3での制御なのかその違いです。

レイヤ2で宛先を判断できるのはmacアドレスだけ。

レイヤ3は宛先をIPアドレスで判断できます。

ざっくりその違いだとおもっていいと思います。

まぁL3スイッチはVLANを設定しそのVLAN間の通信、上位への機器類への通信、それらの制御や規制等を行うことができます。

通常我々が使うルーターといわれる機器もL3スイッチの一種です。

L3スイッチにインターネットに接続するためのPPPoEやPoEなどの接続機能やNAT、NAPT等のIPアドレスやプロトコル変換ができる機能を持っています。

用途として主に、

ルーターはWAN(インターネット)とLANとの境界で使うもの、

L3スイッチは社内(LAN内)で使うものと考えられています。

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